SunFlower―恋の花が咲くまでー

「「あ~!ひまねーちゃんだ!おかえりなさ~い」


先生が呼んだため、奥の方で積み木で遊んでいたらしい双子が気付いて走り寄ってきた。


『ただいま。ごめんね!遅くなっちゃって』

「きょうねーぼく、ちゃんとぜんぶきゅうしょくたべたんだよ!」

『本当に~。偉いね~』

ナデナデと頭を優しく撫でた。


「さくらもー!」


自分もそうして欲しいみたいで桜が力強く言う。


「うそだー!さくらはちょっとピーマンのこしてたくせに」

「ちゃんと食べたもん!」


あーあー…始まっちゃったよ…。


ギャーギャーと言い合いをする2人。


『ハァ…』


あたしは小さくため息をつく。



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