【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「じゃあねー亜季。話聞いてくれてありがとう」

「うん。じゃあねー」



友達が満足そうな顔をして帰って行った後、亜季はデカいため息を漏らし机の上に顔を伏せた。





「亜季……大丈夫か?」

俺は亜季に駆け寄ると、声を掛けた。






「あっ、爽真君……」


顔を上げた亜季は俺に視線を向けた。





「大丈夫か?……なんか、グッタリしてんぞ」


「ううん。……大丈夫じゃない」



亜季はそう言うと、またため息を零した。







……やっぱり。


こりゃあ誰から見ても大丈夫じゃないわなー。





「大丈夫か?」


俺はしゃがみ込むと、亜季の顔を覗き込んだ。







「もうダメー。……疲れちゃった」


そりゃあ疲れるよな……あんだけ話聞かされりゃ


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