【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「ごちそうさまでした」

亜季は両手を合わせて、満面の笑みを浮かべた。




「……ん」


カフェオレを啜る。







「ありがとー爽真君。ごちそうさまでした」


亜季はそう言うと、ニコッと微笑んで軽く頭を下げた。





「……うん」


頷いてから、クリームパンを頬張った。







「今度はクリームパンおごってねー」


亜季はそう言うと、フフンッと笑った。





「……はっ?」


クリームパンおごってねー?







「……はあ」


マジかよー。今度はクリームパンおごらせる気かよ。





「ねっ?お願い」


亜季が俺をジィーッと見る。







「……分かったよ」


「わーい。ありがとう」


……コイツ、正真正銘の鬼嫁だ。




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