地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐


「えっ…?」


と言った時には、もう唇が重なっていた。




軽くキスして

ペロッと口の端を舐める。


「甘っ………」


「―…っ////////////」



プリンの甘さに、顔をしかめる陸


真っ赤になるあたし



「…なっ…!?//////////」


「ごちそうさま♪」


ニッコリ笑って言った。



ドキン……!



心臓の鼓動が速くなる。



「あ…う……//////」


「真っ赤だな(笑)」


陸が舐めるからでしょっ!


とは…怖くて言えない。




咲さんに見られた!?



振り返って咲さんの方を見るが、ちょうど見えなかったらしく



「ん?なーに?」



と返された。




ホッと胸を撫で下ろす。


よかった……見られなくて……
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