地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
チェックシャツを肩からずらして、ニットを胸の辺りまで上げた。
「あ。………今日は黒だ。」
「……言わなくてよろしい。」
「…体は痩せたのに、おっぱいは変わってないね?」
「…………どういう意味よ?」
下から、ニコニコ笑顔の陸を見上げた。
「色白でデカくて、柔らかくって、形も良いってこと!
杏のおっぱいに勝るものはない♪」
ニッコリと笑いながら言われた。
…しっかりと陸の手は、あたしのを触ってるけど。
「このっ……ヘンタイっ!…
……んっ…」
睨みつけて叫ぼうとしたら、陸によって口を塞がれた。
優しく触れるキス……
あたしが忙しかったから、最近キスさえしていなかった。