地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐


その技術に驚くとともに……
怒り。


俺にこんな弁当を食えと…?

杏の奴…絶対に面白がってる。



D組に行くわけには行かないので、クラスの奴等から離れて電話をかける。



《ん〜?もしもし?》

「お前…アレ何?」

《えっ!?嬉しかった!?》



なわけねぇーだろ…
弁当を作ってくれたことは嬉しいけど…。



「なんでキャラ弁?」

《ん〜面白いでしょ♪》


……思っていた通りの理由だ。



「俺は、フツーの昨日みたいな弁当が良いんですけど?」

《えっ?それはフツーのお弁当でしょ?》

「・・・・・・・。」

《何?熊よりネズミの方が好き!?》

「・・・・・・。」

《それともアン〇ンマ〇がよかった?》



本気でそっちのことばかり心配している。
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