地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐

†ふたりの願い

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暖かくなりつつある2月の終わり


市内の総合病院―…


内科病棟の看護師たちの会話は、ある少女のことで持ち切りだった。



「もう2週間ね………」

「そうね……」


病院に運ばれた時には、意識がなく……今日まで眠っている。


「あの男の子…毎日病室に来てるのよ?」


食事の時間以外は、必ずそばにいる。


「女の子も毎日来てる」


制服を着た可愛い子が、毎日来ては…泣いている。




「そろそろ起きても良いのに…」



「「まだ目を覚まさない」」




数人の看護師が、少女の病室に、目を向けた。
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