魔の棲む森と神の居ます島

発端

いつもと変わらない日々。
いつもと変わらない生活。
誰もがそう思っていた。しかし、人々の知らないところで変化が起こっていた。
いつもと変わらない夜。
普段は人里には姿を現さない魔物。
その魔物が、その夜は人里に現れた。
そして何をするのでもなく姿を消した。
理由はわからない。ただそれは変化の始まりだった。
次の夜も、その次の夜も魔物は姿を現し、消えていった。
それから少し時が経ち、その変化に人々が気付いた。

村人A「最近、作物が育たなくなぁ。」
村人B「お前のところもか?土の精霊の力が弱くなったのかなぁ。」

それは、村全体に及んだ。

村人A「今までこんなことは一度もなかったんだがなぁ。」
村人C「おーい、こっちに来てくれぇ」

遠くから声がする。

村人B「何だろなぁ。行ってみよう。」
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