禁色の囚人~きんじきのとらわれびと~
■秘密のディスク■
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次の日、教室に行くと英里奈が突進してきた。



「昨日、大丈夫だったの?」

「うん。晴沢と壁一面にバカって書いて帰ってきた。」


「良かった。いきなり出て行っちゃうから。」



心配してくれてたんだ。



「英里奈こそ、普通に帰れたの?」

「紺屋は誰かから連絡来て行っちゃったし、私は宮埜さんから連絡あって、迎えに来てもらったから。」


「宮埜と2人で会ったの?」



ある意味、そっちの方がショックかも…。



「うん。デート。」



あの男!!!!



見境ないのか?



「まさか…。」



あの宮埜が、何かしないはずがない。

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