ラブメイト
「遅かったね」
「急いだんだけどね、ごめん」
「お疲れ様。お腹すいたでしょ?ここ立食なんだけど、あっちにシャンパンやらフォアグラあるから食べに行こ」
そう言うと、ニコッと笑いクミは私の手をギュッと繋いで同級生の中へと連れていく。
クミと立ったまま料理を食べていると、クミの周りに人が集まる。
「クミ〜久々!」
「あっ、クミじゃん」
中学時代のクミは、明るくサバサバしていて、男女共に人気が高く、目立っていた。
私はというとクミとは逆で、物静かで大人しく目立つ事はしなかった。
「でね…あれ?立花さん?」
クミと話に夢中になっていた女子が私の存在に気がつく。
すると、辺りは次第にクミではなく私に注目し始める。