宝石のように
お父さんはため息をついて
鞄をもって家を出た



ため息つきたいのは
こっちの方よ…



あたしの隣でお母さんは
声を殺して泣いている



「花菜…ごめんね…」



「なんでお母さんが謝るの?
お母さんは何も悪くないよ?」



「ごめんね…」



震えているお母さんの肩を
そっと抱いた



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