空−ソラ−
「その待ち受けに写っててん…悠…哉が…。何人も写ってたんやけど、悠哉を指さして亜月が言うてん。これが私の好きな人って…」
「…」

反応がなくてお姉ちゃんの顔をみると、…泣いてた。

私と目が合うと、お姉ちゃんは涙を拭いて笑顔になった。

「辛かったね。そっかぁ。優奈は今、めっちゃ大事な悩み事をしてるんやね。」「なぁ、お姉ちゃんやったらどないする?」

「そうやな〜うーん…私ならまず彼氏に話してみるかな。ほんで、彼氏と二人で友達に話すかな。」

「なるほどね。私にはそんなん全然浮かばへんかったわ。さすがお姉ちゃん!」「あたりまえやん!一応優奈より二年長く生きてますから!まぁ、頑張りな。ほどほどに。」

「うん。お姉ちゃんありがとう。」

そして夜は更けていった。
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