呪いと祝福
それを聞いたのが、夜中の2時…つまり丑三つ時だったのが、怖いですね。

それにあの大きな人の声。

複数の人が混じったごちゃごちゃした声は、未だに覚えています。

Kは母方の実家の方で、かなり恨みを買っていたみたいです。

まあお祖父さまが、ずいぶん女性関係が派手だったみたいですし、お金持ちですからね。

例え絶縁した子孫でも、影響はあるってことですかね。

Kとは高校2年の時にクラスが別れ、そのせいかあまり交流がないまま今にいたります。

内情は違うとは言え、どこか似ていた「わたし」とK。

幸せになっていることを、願っています。

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