D U S H ! !



「カイジ。お前いつから彼女いたの?」

ファミレスからの帰り道、鮎川が悲しそうにつぶやいた。


「一昨日。」


「「「一昨日?!」」」

これには俺もハラくんもびっくり。
カイジ直々に「彼女のような人はいる」とは聞いていたけど、結ばれたのは一昨日だったのか…


「チューした、チュー」

「鮎川ってそんなことばっかしか興味ねえのな」

「そうだよ鮎川くん。もうちょっと遠慮しようよ」


俺とハラくんが呆れるけど、こりない、あいつは。


「いいじゃんいいじゃん。な、カイジ、キスしたか?」


「…した。」


「「「したの?!」」」

予想外の展開に驚く。

付き合って3日でキスって早くね?


「うっそー。んなわけねえだろ」


「なんだー」

「カイジがそんなノリ良いとは思わなかったからびっくりした」

「おれも」


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