王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜
あなたの優しさ―未来side―

――未来side――


「……あれ?」


お風呂を済ませて脱衣所で体を拭いていると、スウェットの上に無造作に置かれている袋に気が付いた。


「なにこれ?」


不思議に思いながらそっと袋を手に取り中を覗き込むと、そこにはタグが付いたままの新品の下着が入っていた。



『コンビニ行ってくる』


さっき隼人と交わした会話がふと蘇る。




「もしかして……隼人が買ってきてくれたの?」


あたしは新品の下着をギュッと抱きしめた。

< 163 / 448 >

この作品をシェア

pagetop