王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜
……未来に指摘されるとは思わなかったな。
確かに何で俺こんなにソワソワしてるんだろう。
未来が隣に座っているだけなのに。
やましい事考えてるからか……?
いや、それはない。
ないと思いたい。
でも、このままでいたら俺は間違いなく未来を……。
「つーかさ、風呂入ってくれば?俺、後でいいから」
今日は、自分自身の気持ちをコントロールできそうにない。
いつ狼に変身してしまってもおかしくなかった。
俺は話題を変えようと、未来に黒いスウェットを手渡した。