王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜
「あたしね、隼人となら……いい」
「それって、どういう意味?」
「だから……そういうこと」
「そういうことって?」
未来が俺に何を言いたいのか、分かっていた。
だから俺は、わざと意地悪に聞き返す。
未来が頬を赤らめて照れている姿。
その姿が一番そそられる。
「もう……隼人の意地悪!」
未来はギュッと俺の背中に腕を回して、小さな顔を胸に埋める。