王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜
『彼氏じゃなくて友達だよ。あたしもまだ裕が好き』
『本当に?嬉しいよ。あのさ、今度一回会わない?』
『うん!裕の都合のいい日ができたら誘ってね?』
『了解。おやすみ』
『おやすみ』
裕とメールするのが3カ月振りとは思えなかった。
付き合っていた頃のようにメールのやり取りをできることに、これ以上ない幸せを感じる。
「また……裕と会えるんだ」
携帯をギュッと抱きしめた瞬間、再び携帯が震え出した。