Winter bell
あたしの願いも虚しく、何日経っても晴稀からの連絡は無くて…


もちろん、会いに来てくれる事も無かった。


自分から別れを告げたくせに、身勝手にも程がある。


だけど、晴稀なら許してくれる気がして…


いつもみたいに笑って、また会いに来てくれるような気がしていた。


そんなハズ無いのに…


仕事中も何度も携帯を確認して、晴稀からの連絡を待った。


定時に退社しても、彼のいない寂しさを痛感するだけなのに…


あたしは相変わらず、定時に退社する事をやめなかった。


それから2週間が経っても、晴稀からの連絡は無かった。


どんなに待っても、彼はもうワガママな自分(アタシ)の元になんて戻って来てくれないのかもしれない。


< 84 / 129 >

この作品をシェア

pagetop