Virgin Snow
何度も何度も熱くて甘いキスを交わし、あたしは廉の行為を受け入れる。


あたしの体はいつの間にか、もうどうしようもない程に彼に敏感に反応するようになっていた。


「澪……。もっと鳴いて……」


廉は掠れた声で囁くと、更にあたしの体を弄んだ。


「や……っ!……んっ……あっ……ンッ……」


涙が流れる程の快感と、高ぶる感情。


あたしは、廉にどんどん支配されていく。


それは深く甘く、そして狂おしい程の激しい愛。


そして、今日も廉の腕の中で昇り詰めた。


「Merry X'mas、澪……」


彼は優しく囁きながらあたしのピアスを外し、代わりにダイヤのピアスを着けた。


まだ意識が朦朧としていたあたしは、微かに微笑んでそのまま眠ってしまった――。





 【イヴの夜に…】
      〜Version,澪〜END.


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