続!イジワル王子とお姫様
いえ、いーです。


勉強どころじゃなくなりそうな気がしてきたもん。


ナツキくん、何か最近やたら私のコト触りたがるし……、ヤバいよね。


……やだぁ。あはは。


想像して恥ずかしくなる。


「なーんだ、残念」


残念なのかどうか、ナツキくんの顔は明るい。


ナツキくんは私の脚から手を離し、またコーヒーを飲む。


……からかわれたぁ。


ふーんだ。


< 35 / 393 >

この作品をシェア

pagetop