君に捧ぐ‥



ガラ…



「あ…」


「林檎?」



保健室のドアを開けた途端、林檎が止まった。




「……雛、がんばって♪」



林檎は、笑ってそう言うと、走って行ってしまった。



「林檎っ?」


急いで追いかけようと、保健室からでると…




「仲直り、できたじゃん。」



「凪ちゃん!」




あたしの愛しい人がいた。










.
< 112 / 179 >

この作品をシェア

pagetop