君に捧ぐ‥



みんなが外でお祝いしてる中、あたしと凪ちゃんと美佳は、チャペルにいた。




「わぁーっ♪なんか、懐かしいね…。」



あたしと凪ちゃんも、ここで愛を誓ったんだ。



「雛……もう一回、誓っとくか!」



「は?」



「ほら、早く♪」



凪ちゃんは、美佳を座らせ、あたしを引っ張り壇上へ上がった。



「えーっと……あれ、なんだっけ?」



「えぇ!?忘れたのぉ!?」



「もういーやっ、俺のオリジナルだ♪」



「もぅ、なにしてんのよ……」



「……俺は、これから一生、命をかけて雛と美佳を守る。だから、これからも一緒にいよう。」



「……凪ちゃんっ…」



「あーあ…また泣いてる。ほんと泣き虫だなぁ雛は。」



「だってっ……こんなうれしい言葉…っ」



チュ…



「愛してる。死ぬまで離さねえから。」



「うん…っうん!」



そしてあたしたちはまた、甘い口づけをした。


深く、深く……


何度も。





「ママとパパ、きれいっ♪」





チャペルには、日が射していて。
二人は輝いているように見えたという…。










fin*〜
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