溺愛窒息Kiss
「前、ぶつかるよ?」
「え?あ、ほんとだ」
亮はあたしの腕を掴んで、あたしの目の前にあった電柱からどけた。
「ありがと……」
亮に掴まれたとこに神経が集中する。
今までは普通に触れててもどうってことなかったのに。
「憂きょどりすぎ」
笑いながら亮が言った。
恥ずかしくて何も言えない。
だって、こんなあたしじゃないし。
てか、亮普通過ぎない?
余裕ありまくりなんだけど……
意識しまくってんのはあたしだけ??
なんか情けない……