夢〜明日への奇跡〜(実話)
〜第1話〜 約束
最愛だった祖父との約束

『れいちゃんは将来介護の仕事をしなさい。きっとぴったりだと思うし、そうなったら、じーちゃんの介護をしてな。れいちゃんがそうなる日までじーちゃんも病気なんかに負けず頑張るから。』


そう病室で言われて三日後祖父は私の手を握りながら永遠の眠りについた。



あの日は…街中がクリスマスのネオンで眩しく、街を歩く恋人達も小さな子供も何かに期待してかみんな笑顔に見えた。

そんな中…大好きな祖父が
この世を去った…。



ねぇ サンタさん…

本当に好きなものをプレゼントしてくれるなら
私の愛したじーちゃんと和実を
私のそばに戻してください…。
『れいちゃん』

『れな』

二人からもう1度こう呼ばれてみたい。


今でも私は クリスマスの
季節になると
こう願ってしまう。。。



小さな頃…クリスマスの朝1年に1度だげ好きな、おもちゃが枕元に置いてあったように
愛する人に逢う事ができたら…
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