アリス図書館‡QUEEN




ジリジリと夏の強い日差しが照り付ける今日この頃。

涼しげに噴水がある広い公園ではフリーマーケットが開催されていた。


親子連れやカップルや友達同士等など・・・沢山の人で賑わっていた。




「・・・遅い」



そんな中、公園の入口にイライラとしながら立っている大学生ぐらいの女性がいた。




「あいつ、何やってんのよ」




携帯を開いて時間を確認する行動は、もう何回目だろうか。


電話もメールも何度もやったがいっこうに返事がこない。



「ハァ・・・」



「真樹ー!」




パチンと携帯を閉じて溜息をはいた時、数メートル離れたところからこちらへと向かって来る男性。



「悪い!寝坊しちゃって・・・」




軽く息切れをしながら言う男性。

此処まで走って来たのだろう。



「もう!誘ったのは神菜からだよ!?なのに遅刻とかありえない・・・」



「だからゴメンって!」



「もぅ・・・」
ー永岡真樹



「変わりに何か買ってやるから!ほら、いこうぜ」
ー辻崎神菜



「うん・・・///」




さりげなく手をとりながら神菜は人や店で賑わっている中へと進んだ。


そんな彼の行動に、何度やっても照れる真樹。



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