詩的短文

十六夜の月

この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたる事の 無きと思へば

「道長の句ね」

「うん、道長は藤原氏の栄華を満月に例えたんだよね。だけど十五夜に対して、十六夜という言葉があるのはどうしてだと思う?」

「どうして?」

「満月よりも、ほんの僅か欠けた月も美しいんだ。微妙に欠けている。欠点のない人間がいないように、ほんのりと欠けた月に自分を写した方がリアルだよね。ここに日本人の『もののあわれ』を感じるんだ」

「さしずめアナタは半月かしら…」

「おいおい」
< 15 / 15 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

万里小路ワールド

総文字数/3,327

その他11ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
作品数が結構な数になりました。 お話広場も好き勝手な事ばかり書いています。 ここでは、小生こと万里小路 頼光又の名を田辺 栄三の作品についてのコンセプトというか、作品への思いを少し書いておこうかなと…。 これを読んで改めて、作品を読んでみようかなと思ってくだされば幸いです。
お話広場(自由なコメント置き場)

総文字数/5,613

その他30ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
タイトル通りの雑談場です。 パスを発行した方のみ入場可能です。
新春対談

総文字数/6,367

その他15ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
朝比奈美月を司会者として、私(万里小路 頼光)と田辺栄三の、夢空間における新春対談が行われました。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop