狼と赤ずきん。
「さっきのは驚きだね。あいつが狼っしょ?」
咲が笑顔で歩いてきた。
咲の笑顔を見るとなんか嫌な事を忘れる。
さすが咲パワーだ!
「うん・・・。」
ちょっと気になることがあった。
「まさか、荒月が私からボールを受け取るとはね。
絶対、拒否するか、自分で投げろとか言うと思った。
終わりだと知ってて言ったのかな?
それとも、私がボールを投げないのを馬鹿らしく思って?」
自分で自分を傷つけているようで嫌だった。
荒月って何考えてんのか解かんない。