狼と赤ずきん。
荒月の目は鋭い目からバカかという目に変わった。
私も目を丸くした。
荒月は少したってから言った。
「やってやろうじゃねぇか!」
乗る気満々。
二人が幼く見えて、笑いを堪えた。
「じゃあ、給食終了時間まで相手より多く食べれたほうが勝ち。
負けたほうが片付け。」
流本はそう言って、
楽しそうに自分の机を荒月のほうへ移し、
残り物の苺をドサッと荒月と流本の机の真ん中に置いた。
荒月は余裕の笑みを浮かべているが、楽しそうにも見える。