Strawberry & Chocolate
No.3 魔法使いとパフェ~小梅side

「ご注文はお決まりですか?」



「デラックスいちごパフェとメロンクリームソーダと…」






甘ったるっ!!



どんだけ甘いもの食べる気ですかっ!!



糖尿病になりますよっ!






呆れ気味に私は、目の前でデザートを注文する男に視線を向ける。








「綾小路さんは何にする?」



「えっ?…えっとー、じゃあ私は、ミル「特製苺ティーを一つで」






…勝手に決めるなら何で私に注文聞いたんですか…っ!!








はぁ…。



ホント何なのでしょうこの人…。






あの後。



私は、少し(かなり)怪しいけれど事情を知っていそうなこの男性を質問攻めしようとしたら。







「待って待って。君の気持ちもわかるけどさ、俺ら後片付けもあるし。話は場所を変えて」






などと言いくるめられ、現在このファミリーレストランにいるわけですが…。





というか、私この人のこと信用していいんでしょうか…。




何せ初対面の印象がハンパなかったし。




箒に乗って浮いてた上に、何故か私服に白衣着てるし、寝癖なんだか天パなのかわからないけど、髪はボサボサだし。

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