Strawberry & Chocolate
ツルギと呼ばれた男性とカメリアと呼ばれた男性の真ん中に一人の少年の姿が見えた。
嘘だと、思った。
けど、それは嘘なんかじゃくて、紛れも無い現実――。
「そ、ソラ…!?」
歴史館の中でリナにそっくりな苺さんの写真があって。
そして今目の前には、ソラと同じ顔、姿をした少年がいた。
「ど、どうなってんの!?なんでソラが二人!?さっきはあたしのそっくりさんがいたしっ!…えっとー!なんて言うんだっけこーゆーの!!えっとー…!…デ…デジ」
「デジャブですよリナ」
「そうそれ!!」
「って、言ってる場合ですか!」
「…挨拶をしにきたわけではない。始めるぞ」
「何を…ですか?」
「今日はお前たちの〝力〟を試しにきた」
試す…!?
殺すのではなく…!?
そんなことして、彼らに何のメリットが?
「んじゃ、ちゃっちゃと自己ショして始めよーぜ。俺は〝六虚兵〟(セイヴーズ)の一人·ツルギだ。よろしくな雑魚ども」
「同じく〝六虚兵〟が一人·カメリア」
「そんでもって、この銀髪少年が俺らのリーダー…」
「キリトだ」
「…ツルギ…ッ!!てめーだけは許さねー!!!」
「楓くん!!待って…!」
ダンッ!!
ダダンッ!!
私たちの制止の言葉も聞かず、楓くんは銃を放つ。
その弾丸は真っ直ぐにツルギの頭へ。
けれど、気づいた時にはもう彼はイーヴルの上から姿を消していた。