Strawberry & Chocolate

「それより小梅はコイツの話信じてんのかよ?」



「え?…ええ。だって私も昨日柳人と同じ状況を体験しましたし」



「体験したからってなぁ…」



『だー!!もー!!ガチャガチャとうるせぇ奴だな!!男なら黙って聞き入れろっつーんだ!!』



「んだとコラ………って、何だお前!?」




机に変なもんがあると思ったら…。



なんでぬいぐるみが動いてしゃべってんだよ!?







『オレはルゥ!!魔法生物だ!!これでもまだガチャガチャ言うのか?!』





ま、魔法生物…!?




何だそりゃ?




つーか、ガチャガチャじゃなくごちゃごちゃだろ。








「信じられるわけねーだろ。俺にしてみりゃお前はあの変態が作ったおもちゃロボにしか見えねぇし」



『何だとー!?』



「悪いが俺は、小梅みたいに賢い人間じゃないんでね。面倒はごめんだ。この石はあんたらに返す。で、今日見たことも忘れる。これで全部チャラだ」







俺は机の上に〝Hope Lights〟とやらを置いた。

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