『Memory's Messiah』(ダークファンタジー)

第11節『許されぬ存在』

茂が12歳の時の回想シーン。



茂とShellingは、Shellingの作戦により、Memory社のコンピューターへのハッキングを成功させていた。


そして、数々の医薬品をネットで集め、Shellingの緻密な計算の調合で茂の脳内のチップを破壊する薬を完成させた。


茂はこの時はまだ何も見ずに、何も聴かずに、Shellingから送られてくる“点字”だけを頼りに過ごしていた。


完成した薬は、“カプセル”に入れられ、今、茂の手の中に握られている。



茂[少年](これを飲めば…)

茂[少年](しかし、本当にこれを飲めば、脳内のチップを壊せるのか?…)


茂[少年](仮にチップを壊せても、俺の脳自体は、無事なのか?…)



ここに来て、茂はまた不安になり、疑心暗鬼に陥っていた。


すると、そんな茂の心を見透かすかの様にShellingから一枚の紙が送られた。



ウィーン…


ピーー…


『〇〇 ●〇
 〇● 〇●
 〇〇 ●〇』
“だ”


『●〇
 ●〇
 〇〇』
“い”


『〇● 〇●
 〇● ●●
 〇〇 〇●』
“じょ”


『●●
 〇〇
 〇〇』
“う”


『〇〇 ●●
 〇● 〇〇
 〇〇 ●●』
“ぶ”


『〇〇 ●〇
 〇● 〇●
 〇〇 ●〇』
“だ”


『〇●
 〇●
 ●〇』
“よ”
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