『Memory's Messiah』(ダークファンタジー)
Shelling『君が僕を作ったあの日、“もしも”の為に、僕にこのプログラムを入れていたんだ。』


Shelling『もし、再び僕が誰かと会う時に、目の前に居るのが“茂”じゃ無かった場合。』


Shelling『もし、神道が“僕を悪用した場合。』


Shelling『もし、君が記憶を消されるのでは無く、記憶を改竄され、神道に操られた場合。』


Shelling『僕は確かに感情を持ち、人口知能を搭載しているけど、所詮は“ただのパソコン”…』


Shelling『そうなれば当然、僕が悪い奴の手に渡れば、僕は悪用されてしまう。』


Shelling『しかも、今の僕は“絶大な力”を持っている。』


Shelling『“その力”は余りにも“大き過ぎる”んだよ…』


Shelling『僕は…“存在してはいけない存在”なんだ…』


Shelling『だから…』


茂[少年]『言うな』


茂[少年]『自分が存在してはいけない存在だなんて言うなよ』


茂[少年]『確かに君は、君の“力”は大き過ぎる…』

茂[少年]『でも…』


茂[少年]『でも、今の俺には、今の君は、君の“力”以上に君の“存在”が大き過ぎるんだよ』


茂[少年]『消させない…』

茂[少年]『消させない』

茂[少年]『消させない』
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