『Memory's Messiah』(ダークファンタジー)
蘭『リン、ここからは私が話すね』


蘭は、今日の会社での出来事を全てリンに話した。


会社に突如現れた机の事も、蘭や蘭の会社の差別課長の事、そしてリンの事を詳しく知る滝沢の出現、それと蘭ですら分からなかったリンの居場所を一発で当てた事全てをリンに話した。

リン『う〜ん蘭の話は良く分かったわでも流石に全部を信じるとなるとちょっとね…』


リン『第一この滝沢君って言う人とは初対面なのよそれで行きなり昨日まで普通に“付き合ってた”って言われてもねぇ』


リン『確かに、この話が本当なら滝沢君の記憶では無く、私達の記憶の方が間違ってる可能性の方が高いわね』



蘭『何で?』


リン『普通なら一人しか持たない記憶より、回りの人が皆持ってる記憶を信じるだろうけど、でも、今回の場合滝沢君の記憶の方が正しいって事を裏付ける“物理的証拠”がいくつか有るしね“突如現れた机”や滝沢君の会社での“名札”などは正にそれね』
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