『Memory's Messiah』（ダークファンタジー）

第11章『追憶…』

滝沢『何だこの揺れは』



気が付くと滝沢達の目の前の景色は突然、崩壊した建物や傷付いた人々、荒れ狂う炎へと姿を変えた。


そして、滝沢達に向かってミサイルが飛んできた



滝沢（ヤバイもうダメだ…）



すると、何処からともなく新道の声が聞こえた。


新道『安心したまえ、これは実体では無い…』


新道『これは私自信が体験して来た、私の“過去の記憶”を“立体映像”として君達に見せているだけだ。』


滝沢『何だよ〜、脅かすなっての』


新道『しかし、“実体”では無いが、“事実”だ、これを見て、君達にも知って貰いたいんだよ…“私自信の事”そして何より“人類の愚かさ”を…』


滝沢（人類の愚かさ？…）

新道『そこに隠れている“君達”も一緒に見たらどうだ？』


滝沢（君達？…）



滝沢達が居た部屋の入口付近に隠れていたリンと雪華が新道にバレた。



滝沢と茂もリン達の姿を見付けた。



新道『ギャラリーは多い方が良いだろう？折角ここまで滝沢君を追って来たんだ、そんな所に隠れて無いで出て来なさい。』


リンと雪華が滝沢達の元へ歩み寄る。



滝沢『リン…』


リン『ごめんなさい…でも、滝沢君の事が心配で…』

滝沢『………』


茂（これで全てのメンツが揃った…って事か…）



新道『では続きを見てくれたまえ。』