恋色模様
「あれ?謙も一緒?」

そんな事を言ってる間に姫華ちゃんは私たちのテーブルの目の前にいた。

「奏太、この女だれよ!?あたしって女の子がいるのに」

こっ…この女!?

しかも自分は、女の子とか…。
「おまっ…麗さんに失礼だろ!?しかもお前は俺の女じゃねぇ!」

「あんただれよ!?」

「私?」

「そうよっ!!あんんんっ!!」

謙が姫華ちゃんの口をふさいだ。

「バカかお前は。周りに迷惑だ。かえっぞ」

姫華ちゃんの腕を引っ張る。

「いやっ!!!!あたし、この女と勝負するっ!!」

「?……勝負?」
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