恋色模様

大切な存在

「彩愛ぇー。この学園なんで体育あるの?」

大分この学園になれてきた頃の7月のこと。

「えー?これ普通だよ?麗がいた学園にはなかったの?6月は雨でできなかったからね〜」

私が学園にきたのはちょうど6月。

「うん、文系の学校だったし、どっちにしろ私はバイオリンやってるから無理なんだけどね」

私は幼稚園の時からバイオリンをやっている。

まぁ、ピアノもひけるけど。

「あっ!私もピアノやってるよ!!あと、柔道と弓道もやってるからね」

「へぇ〜」

運動もできるんだ。

なんか両方出来るなんて、感心しちゃうよ。

「麗もやってみる?」

「なにを?」

「体育」

そう言って私にバスケットボールを投げた。

「……」

しばらくボールを見つめる。

そして、少し跳んでゴールに向
かってボールをなけだ。
パサッ
< 6 / 109 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop