あなたしかいない。


「どこ行くの?」


仁は私を引き止めた。
この時すごく、
胸が苦しい気がした。


「1人になりたくって、
 ここにいるんだよね」


今まで邪魔してごめん。


私はもう大丈夫だから、
ここに来るのやめるね。


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