お隣さんの隣


「なんであんな事言ったのよっ」

今は碧さん達を玄関まで送ってドアを閉めたところ。



『なんのこと?』

お母さんは振り返りもせずにリビングに入っていく。



「家庭教師に決まってるでしょ!」


私もお母さんを追ってリビングに入る。





なんのことか分かってるくせに!



『だって佐奈ったら高校生になってもまるで男の子連れ込まないんだもん…。
お母さん心配で…』




余計なお世話だしっ!
ってもしかして…。

「部屋片付けとけって言ったのって…」




『あら、やだ。
まさかこんなに早くお部屋に入れることになるなんてお母さんだって思ってなかったわよ。
家庭教師は思いつきよ思いつき。』



なんだ、良かった。
このお母さんの手の上で上手に転がされてるかと思った。



『でもお片付けは頑張らないとね』



私の部屋はもう“仲良い女友達しかこない部屋”ではなくなるようです…。







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