REVERSI
街灯に照らされた京ちゃんは綺麗だ。残酷な位。
「本当、ひじりって面白いよね」
息を抜くように、
「好きじゃないよ、全然」
そう言った冷たい口調さえ。
「むしろ、嫌い」
フと笑うのは、もう癖になったみたい。
「本当、ツンデレ」
「変な言葉使わないの~」
「萌えるわ」
「…鈍器があったら殴るよ、本気で」
京ちゃんは嫌そうに眉を潜める、変な顔。こんな状況なのにやっぱり冗談にしちゃえる位、可笑しいや。緩過ぎるその空気はやっぱり貴重だよ。