REVERSI
―――――――…
「じゃ、おいらは~麻由さんを~送り狼しちゃいますかね~」
させねぇよ。
あれから三時間。ツトムがふらふらしながら店の扉を開ける。麻由に至っては半分寝てるし。
「本当、弱いんすね~。三杯でこうなる女の子ってレアですよ、まじ惚れちゃいそう」
「殴るよ、本気で」
あたしがトイレに立った隙に限界超えの三杯を飲んでいた麻由。怒りの鉄槌はツトムに落としておいた。
「こぇーっすよ!タクシー捕まえて来ますね~」
ツトムは身震いするふりをしながら大通りの方へ歩いていく。