俺とお前と宇宙たわし
台所では、宇藤とYOU-Iが包丁を取り合っていた。
「お前に渡すと歩くキウイまで切られちまう!俺がやる!」
「イヤ!ワタシはキウイのおいしい切り方を知っているんデス!!」
柄のほうをYOU-Iが、刃のほうを宇藤が持っている。
「馬鹿か・・・」
声で俺に気づいたのか、宇藤がこっちを見て助けを求めた。
「野良あぁあぁぁ!!どーにかしろ!」
どーにかしろ・・・ってったってなぁ・・・?
「ウトウの手をどけてくだサイ!!」
うーん・・・
・・・よし!
「やめろ。」