先生……
第四章

新年

ゴーン、ゴーン、ゴーン、ゴーン。

「明けましておめでとう、亜樹。」

「おめでとう、お母さん。
今年もよろしくお願いします。」

「こちらこそよろしくね。」

あたしの誕生日から3週間弱。

あたしとお母さんは一緒に年越しを過ごしてる。

「あ、お蕎麦片すね。」

「あら、ありがとう。」

「うん。」

蕎麦の入ってたどんぶりを二人分洗うなんて初めてかも。

「ふふっ。」

思わず笑みがこぼれる。

「亜樹ー、冷凍庫にあるアイス2つ持ってきてー。」

「はーい。」

アイス、アイス……。

これでいいのかな?

ハー〇ンダッツのしかないけど…。

「これでいいの?」

「そう、これこれ。
新年最初に口にするのはこれにしようって思ってたの。」

「へぇ。」
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