=キング of ビースト=



「まじお前あぶねぇことすんな。」


「だって夜琉って呼んだのにシカトしたじゃん。」


「お前…俺がもし蹴ってたらどうしてたんだよ。」


「えー…?痛いって怒ると思う。」


「簡単にそんな事言うんじゃねぇよ。俺が由莉を蹴っていたら俺はどうしたらいい?」


「そばにいてよ。」


「ばっかじゃねぇの?俺は一生自分が許せなくなる。…ー頼むから俺がお前を傷つける事だけは一生させんな。」



「分かったけど…私夜琉は絶対に蹴んないって分かってたもん。」


「んなこと、わかんねぇだろーが」


「分かるし!!だって夜琉私に惚れてるもん♪」


夜琉の腕が由莉の腰に回してあり、至近距離で話をする2人。

由莉が、からかうように夜琉を見上げる。


「へぇー、よくわかってんじゃん。



… ーお前まじ最高だよ。


フッ、後で覚悟しとけよ。」



甘く由莉の耳元で呟いた夜琉。由莉は頬を赤く染めた。



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