甘い声で、癒されて




「原因も知らないで、おろおろ逃げてきたわけ!?」


「に、逃げてなんぞいませんよ・・・!?」


「バッカじゃないの!?あんた何言ったのさ!?」


「いや、得に覚えは・・・ありま、せん」


「なんで・・・ああっ!そうか・・・そう言うことか」




またいきなり、スズは納得したように、こくこくとうなずいた。




「な、何ですか!?何が原因なんでしょうかスズ様!!」


「ふふふ・・・分かったわよ」



ニヤリ、とまた、憎たらしい笑顔を浮かべて、スズは私の腕を引っ張った。

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