恋のしるし~GIRL’S♪SONG~
イケメンヒーロー5☆
-数分後…
「お前、説明しろ。」
皆が帰って来た。と同時に、史也のお説教スタート。
「…説明するって…何をだよ。」
「こうなった理由に決まってるだろ。
授業サボりやがって。」
そっち!?
マジでお母さん!?
「しかも美希怪我してんじゃん。あ?」
「…俺のせいじゃねぇし。」
「へぇ~。」
「…はぁ…。
あのなぁ……―――。」
と、勇士が説明し始めた。
話が進むごとに、史也の怒りも収まって行った。
「なるほど。」
「…俺は悪くねぇぞ。」
「…そうだな。」
「つか、美希がこんな目に遭ってんのも俺らが原因なんだ。
どうにかしねぇとだろ。」
…勇士…。
「でっ、でも…気にしないで???」
「美希…。」
「てめぇ、何言ってんだよ!?」
「だって…迷惑かけたくないし…。」
「迷惑なわけ無いだろ? 俺らにも責任あるし…。
って、本当は誰も悪くないけどな~。」
「あぁ~、胸くそ悪ぃ。」
「…皆だって忙しいじゃん。」
「忙しいとか迷惑とかしのごの言ってんじゃねぇよ。」
「…勇士…?」
「俺らが守りてぇからそう言ってるだけだ。
何をしようと俺らの自由だろ?」
「でっ…でも…。」
「…お前は黙って守られてりゃいーんだよ。」