そばにいて
「ちょうどいいや。私もピアノなんだー!だからピアノ終わったら私からかけるよ。」


そーしん。


―トントン。


送信したと同時になった音。

誰よ?

今は1時だから...先生かな?


「柚愛ちゃん?先生いらっしゃったわよ?」

「あっはい。今あけます」



―カチャ。


扉を開けるとお母さんと先生がいた。

まぁ時間だから当たり前か。


「先生こんにちは。」

「柚愛ちゃんこんにちは。」

「どうぞ入ってください。」


と、先生をなかにいれる。

先生が荷物を置いてるのと同時にお母さんが口をひらいた。


「柚愛ちゃん?飲み物はどうする?」

「あっお母様。私はいつものやつで。先生はどうします?」

「私は紅茶で。お母さんいつもありがとうございます。」

「いえいえ。ではレッスンが終わりぐらいに持ってきますわね。」

「ありがとうございます。」



―カチャン。


ふぅー。

やっとお母さん出ていったや。

といっても今から一時間みっちりレッスンなんだけど。

まぁ頑張ろ。

と、ピアノに向かおうとしたら...。


―ピロリン♪


「柚愛ちゃんMAIL?」

「はい。でもあとでも大丈夫です。」

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