NO SPEED! NO LIFE!-Ⅱnd season-
転校生の憂鬱
=梨世・目線=



体育祭練習から何日もたって、更には、体育祭本番まで、あと三日くらいの時。



うちらは帰路について、走っていた←

まぁゆっくりなんだけどね。



そんなとき、目の前に、転校生の神崎くんらしき人を発見。



「あれって…」



「神崎かな?」



「かんざぁきくーんっ!」



「ΣΣ…うわ…」



あたしが神崎くんに、手を降って駆け寄ったら、うわって言われた…(・ω・`)ショボーン




「…なんで」


「「?」」


「なんで叫びながら走ってんのに俺より早いんスかあ!!!!!!」


「…なんでだろ」




冷静に考えてみて、あたしは神崎くんに言った。




「…あたしは、ただ圭人に負けたくないだけだよっ!」



「!…俺も!」





そうしたら、神崎くんは、あたしを見て何かを考え込んだようにうつむいた。




「…てか、お前ほんとに変わった髪型だな」




「!ちょっ!」




圭人は、神崎くんの前髪をつかんだ。
神崎君の髪型は…前髪がやたら長くて、左に集めてる髪形。
…鬼太郎ヘアーというヤツだ。w




「梨世は、神崎くんの髪型かわいいと思うよっ!」




あたしは、神崎くんの頭を撫でた。





ぷるぷる…




頭を撫でたら、俯いて、震え出した神崎くん。




「…?か」



「あたっ…////」



「??」



「頭を撫でるなぁぁぁあぁぁぁぁっ!」



そう言って、神崎くんは、走って逃げた。




…?



…嫌われた!?
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