初恋の先で君を愛せたら
色へ

元気?

いま、色は幸せ?

僕ね、本当はずっと色に会いたかったんだ。

十年間、僕と色がはなれていた間、ずっとずっと好きだった。

会って、僕の気持ちを伝えたい、そう思ってた。

でも、色に嫌われてしまうかもしれないのが怖くて、いつの間にか十年も経ってた。

色が告白してくれたとき、最高にうれしかったんだ。

恥ずかしくってちょっとかっこつけちゃったけど。


僕はいま、心の底から幸せだよ。

幸せすぎて、怖いくらい。


僕はきっと、この世界のどこかで、色のことずっと見てる。

色のことが好きだから。

そしていつか、あの教会で、色が僕じゃない誰かと誓い合うときも。


だから、色は色らしく生きてください。

明るくて、強がりで、そのくせシャイなとこもある色が大好きだから。

これから先も、色らしく、ね。


ありがとう。


大好きだよ。


那徠
< 83 / 83 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:17

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop